アキレス腱断裂歩行治療法(一人固定法)
飯田市でアキレス腱断裂歩行治療を行っている、
いいだ整骨院の原です。
今年もいいだ整骨院をよろしくお願いいたします。
さて今回はアキレス腱断裂の患者さんです。
1月3日の来院。
休診中でスタッフがいなかったので一人で固定する方法を考え行う。
12月28日負傷。
負傷後1週間たっているため、皮下出血が認められ、むくみが特に強い。
足の後側に足首の角度を維持するための簡易装具を当てる。
熱可塑性スプリントを2枚重ねお湯で温めて柔らかくしたものを当てて固定を作る。
長さは脛骨粗面下からMPまで。
腹這いになってもらい、後ろ側を同様に固定。
膝下からMPの長さ。
アキレス腱を挟むように綿棒の太い物を当てる。
作った副子を前、後面にあて包帯固定する。
ベルクロ(マジックバンド)4本を下方から順番に適度な強さで巻いて完成。
この方は包帯を軽く巻いても痛みをふくらはぎに訴えられたので、
3回ほど固定をやり直した。
むくみが強いのが原因と考えている。
負傷から1週間経っていたこと、
車で三重から来られるのに3時間かかりその間足を下げていたことなど、
むくみの悪化する状態だったのだろう。
アキレス腱断裂の治療で問題になるのがむくみである。
このむくみを起こしにくい治療法が保存歩行療法です。
むくみを改善するために
足の挙上をできる限り高く、長く、頻回に行うこと。
沢山がに股で歩くこと。
足の指の運動をできる限り行うことが大切。
4~5週間固定し除去予定。
その後1週間のがに股歩行から正常歩行に移行。
3か月後にスポーツ開始。
アキレス腱断裂は歩行治療で完治いたします。
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