特に少ない10代のアキレス腱断裂症例
長野県飯田市でアキレス腱断裂保存治療、
アキレス腱断裂歩行治療を行っている、
「パンダ先生」こと、いいだ整骨院の原です。
今回は、16歳と若い方の左アキレス腱断裂の症例になります。
ご存知でしょうか?
アキレス腱断裂は30代から50代に多く発生し10代20代の発生は少く
特に10代のアキレス腱断裂は特に少ない。
そんな珍しい症例になります。
29年3月30日 バスケットボール練習中に負傷 当日に整形外科受診しギプス固定
31日 ギプスを除去し弾力包帯とふくらはぎのサポーターで尖足位に固定。松葉杖歩行。
4月1日 電話での問い合わせあり。
むくみの状態をお聞きすると、ふくらはぎがきつく痛いとのこと。
ふくらはぎを外していただき以下のことを行ってもらうようお願いした。
①足の挙上をできるだけ頻回に、長く、高く。
②足指(趾)の運動(にぎにぎ)を1日1000回(目標)。
③椅子座位で足裏全体または踵に荷重をかけること。
この時に脛の軸に沿って荷重をかけ、アキレス腱が引っ張られにように足先に荷重をかけないこと。
①②でむくみを改善・予防し、③で足裏に機械的刺激(メカニカルストレス)、圧迫を入れて、
フットポンプを働かせむくみ改善・予防と神経機能低下を計った。
2日 東京でほ歩行療法用固定を行った。
足に甲、ふくらはぎに強いむくみがあった。弾力包帯のせいである。
弾力包帯も取ってもらっていればよかたっと考える。
弾力包帯も巻き方でむくみを強くすることがあり注意が必要。
ことに足を着かない従来の治療法ではむくみが強くなるので気を付けなければならない。
患者さんが歩行療法を選択した理由は
「通学を考えると松葉杖だとかえって転んだり危ないと思いますので、歩行治療を検討」と
「バスケットボールのコーチが以前アキレス腱断裂をして歩行療法で治した」ということでした。

断裂の状態

たった3日でむくみが強くなっている。断端部に陥凹を触れ、目視でも凹みがわかる。
不安があり、へっぴり腰になっているが直ぐ良い姿勢で歩き出した。
歩行時にまれにツッパリ感を訴えたが、それはむくみが強いためであるので直に改善すると説明した。
アキレス腱にツッパリ間の無い状態で1日30~60分の歩行、
できるだけ足を上げる、足指の運動を沢山をお願いした。
4週間後に固定除去の予定。
若い方のアキレス腱断裂治療は、アキレス腱断裂の手術への恐怖心や
若いうちのアキレス腱への手術跡など、リスクが高いと考えられます。
それに加え学生であれば今回の患者さんのように、松葉杖で学生生活を
過ごすには危険や心身的なストレスにもなります。
今回は先生が歩行治療経験者であったからこそですが、
今後もこの治療法が当たり前になればと思います。
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