長野県飯田市でアキレス腱断裂保存治療、
アキレス腱断裂歩行治療を行っている、
「パンダ先生」こと、いいだ整骨院の原です。

今回は、兵庫県からお越しの患者さんです。
アキレス腱断裂手術後、再断裂し歩行治療に
変更したケースになります。


6月26日 30代女性、バレーボール中に負傷
7月 4日  手術。8月2日ギプス除去
8月14日 玄関で滑って足を着き再断裂
16日 来院 今日まで杖歩行でほとんど足を着いていなかった


兵庫県アキレス腱再断裂1

右も以前断裂で手術したのでアキレス腱は太い

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手術痕が痛々しい。
むくみが全般にあり、特にアキレス腱周囲、足首のむくみは硬いむくみがある。

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立って足首の反り返り具合を見ると120度以上で、
これ以上反れない。
この角度では歩行用固定しても歩くことはできない。
110度から100度位にならないと歩行は不可能だ。

(従来の治療法は保存でも手術でも足を尖足位で
(バレリーナのように)固定してしまう。
そのため脚がつけずに後遺症を起こす原因となる。)

そこで2時間ほどかけて足を挙上した状態で軽く中枢に向かってなで(軽擦法)、
足の指の運動、足首のアキレス腱がツッパリ感のない状態での運動を行い、
むくみの改善と足首の拘縮、アキレス腱の硬さをほぐしたが、
115度位にしか改善しないため、
固定(アキレス腱を綿棒ではさみ、前後を副子ではさんで、弾力のあるベルクロで巻いた)を
施して翌日再トライすることになった。

8月17日固定を外した状態(昨晩9時頃に固定、外したのが朝7時)。
10時間ほどで綿花の棒でアキレス腱周囲を圧迫してあったので
アキレス腱がきれいに浮き出ている。

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16日朝 アキレス腱が浮き出ている。17日晩

むくみは昨日より改善しているが足首の角度が115度。
これでは杖無しの歩行は無理だが歩行療法の固定をした。
この状態で杖を着いて、軽く足に体重をかけて歩行を行うことにして、
徐々に荷重を増やしていくことにした。

この固定は柔軟性があり負荷量が増えると足首の角度が90度に近づくので、
少しづつアキレス腱に無理なく足首が返ってくる。

アキレス腱断裂の歩行療法の詳細はこちらを

今後のスケジュールは
1か月半,足を着かなかったための、
筋力低下、関節の弱化・拘縮、むくみ・循環障害、
そして手術によるアキレス腱の硬さ・瘢痕などがあるのと、
再断裂であるために6週間の固定として、
その間は杖を突きながら「がに股歩行」で足への負荷量を徐々に増やしてゆき、
杖無し歩行に移行。

9月21日ころを固定除去予定。

この後2週間かけて「杖無しがに股歩行」から足先を前に向けた正常歩行にする。
10月5日ころを予定。

12月中旬に軽い運動を開始になる。

初めから手術しないで歩行療法を行っていれば
4週間で固定除去、その後1週ほどで正常歩行、
固定除去後2か月で軽いスポーツ開始となった。

また、手術痕もなくアキレス腱も細くきれいに治ったのに残念でならない。